私の事情
永久歯の第2小臼歯(前から5番目の臼みたいな歯)が無かった私。
残念ながら40歳を迎える頃に、
子供の歯である乳臼歯が限界を迎えてしまいました。
10歳頃に抜ける歯が40歳まで定年延長ですから3倍勤続、
虫歯もかなり治療しているのでサイボーグ化してのブラック勤務。
さぁ、乳歯が抜けた分をどうするべきでしょうか?
対応
何もしない
何もしません。抜けたままです。
メリット
無料!と言うべきか何もしないのでお金はかかりません。
デメリット
無くても他の歯で噛めるし、全然平気!とはなりません。
歯の列の真ん中に穴があると、
歯が抜けた場所に他の歯が段々傾きます。
将来的には空いた場所だけではなく、
歯全体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
将来的な治療費はどうなるのか、全く未知と言えるでしょう。
保険適応入れ歯
金属のバネ?輪っか?で隣の歯に引っかけます。
一般的な入れ歯です。
メリット
安い!
保険が効いて1万円かからないくらいです。
噛んだものがスルッと抜けることが無い程度には動かない。
デメリット
見た目がめちゃくちゃ入れ歯。
銀色の詰め物の比では無いほど目立ちます。
他の人に隠すのは無理でしょう。
保持力が隣の健康な歯に負担をかける。
上下の噛む力は歯茎に吸収されますが、横の動きはどうなるか?
金属を引っ掛けている歯が耐えているのです。
健康な隣の歯が傾いたり、抜けるのが早くなります。
ブリッジ
両隣の歯を削って支柱を作り、入れ歯をそこに固定します。
つまり1本の欠損を補う場合でも、健康な2本をガッツリ削って加工します。
メリット
見た目は自然な歯(保険適応では部位次第?)!
入れ歯を固定するためだけに、がっつり削った両端の歯を支柱とするので、
しっかりと自然な見た目になります。
かみ合わせもバッチリ。
専用加工された永久歯は固定に最適。
ある程度は噛むことができるそうです。
保険が効く
数万円で可能。
どこの部位でも自然な歯の色にしたいと自費になるそうです。
デメリット
素晴らしいメリットを書いてきましたが、
犠牲も大きいです。
まず、
治療の大前提に健康な歯を2つ犠牲にすることです。
健康な歯でなければ支柱に出来ません。
1本の欠損でも2本の永久歯を失うとは言いませんが、脆弱になります。
当然削った健康な歯は虫歯になりやすく、
虫歯になれば支柱の役目は果たせません。
後は、
2つの歯で支えるのは自費入れ歯と同じ。
健康な歯であろうとも、他の歯の負担を肩代わりするのは同じです。
むしろ、きれいに一体化する加工のため力はダイレクトに受けてしまいます。
インプラント
骨に外科手術をして、歯茎にネジ穴?を埋め込みます。
そこに自然に見える歯をくっつけると言う、最近流行りの治療法です。
メリット
歯の機能が、自分の永久歯と同じ!
普通に噛めると言うのは非常に強いメリット。
見た目も自然な歯!
機能も見た目も同じ。それはもう第2の永久歯では?と思ってしまいます。
他の歯に負担を掛けずに、高耐久性。
他の歯では無く、骨に固定するので他の歯に負担を掛けません。
そうなると、人口の歯自体も強く壊れにくいものが使えて高耐久性が実現されています。
デメリット
費用が非常に高い。
保険適応ではないので、一本で40万前後と言われました。
財布からポンとは出ませんし、預金でも厳しいです。
安全性が確立されていない。
かなり新しい技術で事故の話題も聞きます。
残念ながら亡くなった方もいらっしゃいます。
ちょうどこの記事を書いている時に上の歯のインプラントで、
誤って脳まで貫通させてしまった事例が紹介されていました。
スマイルデンチャー
自費入れ歯の金属部分を、歯茎を覆うほどの樹脂に変えたようなものです。
メリット
金属部分が無いので、見た目が入れ歯に見えない。
金属の代わりに歯茎色の樹脂になっています。
樹脂の面積はかなり大きいのですが、
ちらっと見た程度では全然わかりません。
他の歯にかかる負担が少ない。
大きな樹脂により、隣の歯を含む歯茎で固定されます。
支持面積が大きい分、負荷は分散しました。
デメリット
保険が適応されないので、高価
自費になるので1つの歯で7万円ぐらいです。
耐久性はインプラントに大きく劣る
手術すれば一生物のインプラントと違い、
耐久性はは普通の入れ歯と同じ5年ぐらい。
使用者の寿命によっては30年ぐらいでインプラントと逆転するかも。
選んだのはスマイルデンチャー
私が選んだのはスマイルデンチャー。
理由としては、
・まだ40代なので入れ歯が目立つことは避けたい
・インプラントに興味はあるが、金額と信頼性で断念
・駄目なら保険適応入れ歯も視野に入れている。
かなり保守的なものが多いです。
20代のころはレーシック手術もするなど新しい治療に興味はありましたが、
40代では体の一部にガタが来るのは当然。
歯も仕方ないので、大金は掛けられない。